青年部は6月22〜23日、福井において、技術研修会を開催しました。各支部より、45人の若い仲間の参加がありました。
1日目は、大野市にて、越前大野城の見学へ。越前大野城は天正4年(1576年)に織田信長より大野郡の3分の2を与えられた金森長近により、築城されましたが、江戸時代に火災により焼失し、現在の天守閣は昭和43年(1968年)に再建されたものです。当時の姿を残す石垣は、石を立てずに横に寝かせ、大きい石を押し込んで積む野面(のづら)積みと呼ばれ、貴重な史跡です。参加者は天守内部や石垣等を見学してまわりました。次に、大師山清大寺に訪れ、越前大仏を見学。像高は17mあり、鎮座している大仏では日本一の大きさです。大仏のほか、五重塔等を見学しました。また、その後の夕食懇親会では、お互いの仕事や青年部活動の話をするなど、交流を深めました。
2日目は、敦賀市へ移動し、氣比神宮へ。北陸道総鎮守である氣比神宮は市民から親しみを込めて「けいさん」と呼ばれています。また、明治34年(1901年)に国宝に指定、現在は重要文化財である日本三大木造大鳥居のひとつとされる大鳥居が出迎えてくれます。参加者は参拝するなど、越前国一之宮とされ格式高い氣比神宮を見てまわりました。
福井県の大野、敦賀を訪れる2日間は、越前の文化に触れる研修会となりました。また、バスの座席に空きがないほど多くの若い仲間の参加により、各支部間で青年部の交流を深める良い機会となりました。